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高階層に住むと気圧変化で体に異常が出るって本当?

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タワーマンションに住んでいる人のなかには、引越し後に体調を崩す人もいるようです。
「高層マンション症候群」などの異名もありますが、主な症状は頭痛やめまい・耳閉感、ときには関節痛などと多彩です。
タワーマンションに居住することで体調を崩すことには、高層階における気圧変化が密接に関係しているのです。

気圧は地上から高度が上がるに従って低下し、上空に向かって100m上昇すると10ヘクトパスカルほど低下すると考えられています。
上空100mという高度は、25階建てのタワーマンションの高さに相当します。
25階建ての部屋では地上より10ヘクトパスカルほど低下した環境で生活を送ることになるわけです。
しかし10ヘクトパスカル程度の気圧変化は日常的に経験されているもので、人体への影響はほとんど無いと考えられています。
たとえば夏場に日本列島に接近する台風では、980ヘクトパスカル程度の勢力は珍しくありませんが、台風が上陸して気圧が低下するなどの気圧変化を経験しても、特に体調を崩すことは無いのが一般的です。

ところがこれは一般的な傾向を表現したに過ぎず、なかには気圧変化に過敏な体質の方もいらっしゃいます。
仮に10ヘクトパスカル程度は普段の気圧変化程度であって、通常では人体に影響のないレベルであっても、過敏に反応し体調を崩してしまうわけです。
このように気圧や気温などの変化で体調を崩してしまう状態は、「気象病」と呼ばれています。
気象病について臨床医学的には、天候の変化に起因する心身の不具合とされているほどです。

具体的には、気圧が低下すると内耳にある気圧受容器という細胞が反応します。
すると自律神経の中の交感神経が活発になり血管を収縮させたり、耳管が狭くなるなどの状態になります。
その結果、痛覚神経も過敏に反応し、頭痛や耳閉感・古傷などが痛みだすなどの症状が自覚されるようになる訳です。
普段は問題ない方でも、風邪やアレルギー症状で粘膜が腫れている状態では、頭痛や耳閉感を覚える場合もあるようです。

またタワーマンションでは、搬出物の円滑な輸送を実現するために、高速エレベーターが装備されていることが多く、なかには最高で毎分150mというエレベーターも運用されています。
高速に上昇するのでエレベーターによる短時間での気圧変化に遭遇することで耳閉感を自覚することもあります。
もっとも気圧変化による気象病は稀な病気なので、あまり神経質になる必要もありません。

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